新型コロナウィルス(COVID-19)の感染拡大防止のため、
五反田文化センタープラネタリウムでは、2020年6月8日現在
すべての投影を中止しています。
中止期間は、当ホームページにて星空情報を公開します。
※プラネタリウムの再開につきましては、当ホームページでご確認ください。


星空情報「月が火星に接近」

6月13日、明け方の南東の空で、月が火星に接近します。
下弦ごろの月と赤く光る火星のランデブーが美しい空になるでしょう。

火星は、太陽のまわりを周る惑星の一つで、地球のすぐ外側を周っています。
赤い色が特徴的な星ですが、この色は火星の表面が赤さびを含む岩石に覆われているためです。
直径は地球の半分ほどしかありませんが、その地形はダイナミックで、オリンポス山と呼ばれる27kmもの高さの火山や、10kmもの深さのあるマリネリス峡谷と呼ばれる地形もあります。
また、火星の表面には水が流れた跡のようなものがあり、かつては水が存在していたのではないかと考えられています。

火星は今年の10月6日ごろに地球に最接近し、-2.6等もの明るさで観察ができます。6月はまだ0等級ですが、遠い宇宙に想いをめぐらし、実際の空で観察してみてはいかがでしょうか。

　
（火星／オリンポス山）

(C)NASA