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星空情報「半影月食」

2020年05月27日 

新型コロナウィルス(COVID-19)の感染拡大防止のため、
五反田文化センタープラネタリウムでは、2020年5月27日現在
すべての投影を中止しています。
中止期間は、当ホームページにて星空情報を公開します。
※プラネタリウムの再開につきましては、当ホームページでご確認ください。


「半影月食」

 6月6日の未明から明け方にかけて、半影月食が起こります。
 「皆既月食」や「部分月食」という言葉は聞いたことがあっても、「半影月食」は知らない、という方も多いかもしれません。そもそも月食とは、ふだん太陽の光を受けて輝いている月が、地球の影に入ることで、暗くなったり欠けたりするように見える現象です。

 地球の影には、太陽の光がほぼさえぎられた濃い影「本影」と、それを取り囲む薄い影「半影」があります(下図参照)。月が本影にすっぽり入ってしまうのが「皆既月食」、月の一部だけ本影に入るのが「部分月食」、そして月が半影に入ることを「半影月食」と呼びます。

 6月6日の東京での食の始まりは2時43分ごろ、食の最大は4時25分ごろ、4時34分ごろには月は沈みます。月は西の低い空にあります。

 ただ、半影月食は目で見ただけでははっきりとはわかりませんし、東京では食の最大のころに日の出を迎え、すでに辺りは明るくなっています。今回の月食を観察するのは難しいかもしれません。次回、目で見て楽しめる月食は、来年、2021年5月26日の皆既月食です。

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